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インタビュー

院修了直後に上場企業の法務に内定(24歳、男性)

本日は、法科大学院修了直後に、数々のリゾートホテルを運営する一部上場企業の法務部に内定されたAさんにインタビューをさせていただきました。

MS記者
まずは、ご内定、おめでとうございます!面談でお話したときから、早期に内定が決まりそうだと考えていましたが、やはり早かったですね。ひとまず、Aさんの就職活動の期間と応募数を教えていただけますか。

Aさん
十二月中旬にカウンセリングを受けて、三月上旬から実際に企業にES等応募書類を提出。面接を受けさせていただき、内定をいただいたのが三月末日になりました。応募数は7社(他社紹介含め)になります。

MS記者
Aさんは内定獲得後に3社ほど選考を途中で辞退していますので、最後まで選考を受けた企業様だけで考えると、1/3~1/4くらいの内定率ですよね。かなり驚異的な数字だと思います。就職活動を振り返ってみて短期間で決まった理由はなんだと思いますか。

Aさん
シンプルな回答にはなりますが、時間やタイミングに恵まれたことが一番の要因だと感じています。

MS記者
たしかに、就職活動には「縁」は不可欠ですので、時間やタイミングに恵まれるかは、大切な要素ですよね。ただ、いつ、その縁が来ても大丈夫なようにAさんがしっかりと 書類の質の追求や入念な面接準備等、備えを怠らなかったことが大きかったのではと個人的に考えています。ちなみに、面接時に特に意識をして臨んでいたことはありますか。

Aさん
硬くなりすぎてしまうと覚えたことをただ話すだけの面接になってしまうため、とにかくリラックスすることを一番に意識しました。聞かれた質問に素直に返答し、自分自身の考えを自分自身の言葉で 伝えました。それ以外難しいことは何もしていません。自分自身を偽っても面接時にボロが出てしまうので、今の自分を伝えてきました。

MS記者
自己PRの意識が高すぎるあまり、質問をよく聞かずに、自分の話したいことばかりを話す方、嫌われることを過度におそれて無難な回答に終始する方が少なくない中、 Aさんのように、聞かれたことに真っすぐに堂々と答えられる応募者が来たら、やはりかなり目立つと思います。ところで、今回、内定をいただいた企業様への就職を決められた理由は何ですか。

Aさん
幅広い法務経験を積むことができる点が一点目の理由。私自身を最初に選んでいただいた企業であり、純粋にこの企業のための力になりたいとより強く思った事が 二点目の理由になります。

MS記者
ご縁を大切にしつつ、ご自身の法務担当者としての成長も見据えたということですね。実際、国内外にまつわる面白い法務業務がたくさん出来そうな企業様ですよね。 それでは、最後に、現在就職活動中の司法試験経験者に一言お願いします。

Aさん
就職活動のスタイルは人それぞれだと思うので、周りに流されず、芯を強く持って頑張ってください。

MS記者
入社手続きでご多忙の中、ありがとうございました。全くの新しい環境でのチャレンジとなりますが、Aさんなら、法務担当者として絶対成功できると確信していますので、自信を持って頑張って来てください!

インタビューを終えて

Aさんは、もともと、司法試験受験を考えておらず、法務担当者になるための下地を作るべく法科大学院に入学され、在学中から、法科大学院修了後すぐの就職を目指して準備をされて来た方です。 面談でお話していても、ロー卒らしからぬ(笑)元気の良さや、ご自身の意見をしっかりと持ち、また、それを堂々と表明できる点がとても印象的でした。まだお若いにも関わらず、ご自身のキャリアの軸をしっかりと持って、元気よく堂々と話せるAさんであれば、 欲しがる企業は多そうだと感じていましたが、案の定、実質1ヶ月ほどで内定を獲得して行きました。Aさんを見ていましても、「真面目でおとなしくて、慎重派な、縁の下の力持ちタイプ」といった司法試験経験者のステレオタイプな イメージからいかに脱却するかが就職活動成功の大きな鍵になると思います。就職活動中の方は、まずは、自分がどのようなイメージで企業から見られているのかを認識し、大勢の司法試験経験者の中に 埋もれてしまわないよう、ご自身の個性をしっかりと打ち出すことを意識されてみてはいかがでしょうか。

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