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就職ノウハウ

複数企業間での面接日程の調整

Q.複数企業との間で面接日程を調整する方法を教えてください。

A.

就職活動に不慣れな法科大学院修了生の中には、複数の企業が絡んでの面接日程の調整に手間取る方が少なくありません。

中には、一番最初に日程提示をした企業との面接日程が確定するまでは、残りの企業に対して日程提示が出来ないと考えている方がおられますが、正直、企業側がいつ日程提示をしてくれるかは全く不透明ですので、そのやり方はお薦め出来ません。

複数の企業に応募を行う場合には、

 

 

・各企業に対し、シンプルに現状で面接可能な日程を提示する
・その結果、日程がバッティングした場合は、遅くに日程提示をして来た企業に再調整の依頼を行う

 

 

こうしたやり方をお薦めしております。
他の企業よりも日程提示が遅れたがゆえに再調整の必要が生じるというのは、企業にとっては日常茶飯事ですので、再調整の依頼を行うこと自体は、特に一次面接においては、それほど難しい話じゃないかと思います。

ただし、役員面接・社長面接などは、後から日程を変更することが容易でない可能性が高いですので、その場合は、

 

 

①役員面接・社長面接を行う企業に対して、現状で面接可能な全日程のうちの7割程を提示し、他の企業に対しては残りの3割を提示する

②一次面接を行う企業に対して既に面接可能な全日程を提示済の場合は、役員面接・社長面接を行う企業に対して、現状で面接可能な全日程のうちの5割くらいを提示し、既に全日程を提示済の企業に対しては改めて残り5割の日程を提示し、そちらの日程で面接を設定していただけるよう再調整の打診をする

 

 

というやり方などが考えられます。

※割合については各企業の志望度等によりご調整ください。

 

 

 

【筆者プロフィール】
齊藤 源久

法科大学院修了後、大型WEBメディアを運営するIT企業にて法務責任者、事業統括マネージャーを担当した後、行政書士事務所を開設。ビジネス法務顧問として、数十社のベンチャー企業の契約法務や新規事業周りの法務相談を担う。

2014年より、株式会社More-Selectionsの専務取締役に就任。前職での採用責任者の経験・長年の法務経験・司法試験受験経験などを生かし、法科大学院修了生の就職エージェント業務、企業の法務部に派遣する法科大学院修了生向けの法務実務研修の開発・実施などを担当している。

 

 

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