司法試験経験者、法科大学院卒業生(ロースクール卒業生)、司法修習生の就職支援::Legal Map

東証一部上場企業に企業内弁護士として就職(61期修習生、女性)


インタビュー


More-Selectionsの無料就職相談を経て、上場企業の法務部に第一号企業内弁護士として内定されたA様に、インタビューをさせていただきました。

インタビュアー:吉田(株式会社More-Selections専務取締役)




吉田
Aさんは、ロースクールに入学される前に2年間の社会人経験がございますね。
ロースクールの進学までどのような経緯があったのですか。

Aさん
大学在学中にロースクール設立構想が発表されました。
ロースクール1期生の入学が大学卒業してから2年後の予定だったので、ロースクールが始まるまで、社会勉強をしようと思い、一般企業に就職しました。

吉田
なるほど、ロースクールに進学することを前提とした就職だったわけですね。
ロースクールに入学されるまでの2年間、企業様ではどのようなことをされていたのですか。

Aさん
就職先は金融会社だったのですが、非常に法規制が厳しく、法令順守の精神を叩き込まれる業界でした。
就職先の企業では、一年目から営業や管理部門など、幅広く経験することができました。
法規制の厳しい業界にいたこともあり、企業内部においても法律の重要性を実体験として認識することができ、漠然とインハウスローヤーという選択肢を意識し始めました。

吉田
はじめから、企業内弁護士を目指されていたわけではないのですね。

Aさん
はい。
大学生のときは、町で働く弁護士をイメージしていましたが、実際に企業で働いてみて企業内におけるコンプライアンスの重要性を強く認識し、その構築に自分がかかわることができないかと考え、企業内弁護士を志望するようになりました。

吉田
コンプライアンス体制は内部より構築する必要がありますから、そのような考えの企業内弁護士は今後必要とされると思います。
それでは、次にロースクールではどのように勉強されていたのですか?

Aさん
合格するためにはどれくらいの勉強が必要かを考え、そこから逆算してスケジュールをしっかりと立てて、勉強をしていました。

吉田
勉強する際に、心掛けていたことはありますか。

Aさん
アウトプットの時間を多く取るようにしていました。
特に論文試験では、回りくどい表現は避け、採点者にしっかりと伝わる文章で書くことを心掛けていました。
どんな試験でも、知っていることを書くのではなく、聞かれていることに正面から解答することが大事だと思います。

吉田
読み手を意識して答案を書くことは大事ですよね。
次に、これからロースクールを目指そうとされている方にアドバイスはありますか。

Aさん
弁護士の数が急増し、これからは合格しただけでは、仕事やステータスを与えられることはありません。
また、ロースクールの授業料の負担や合格後の就職難を考えると、まずは「ロースクールを卒業してから、具体的にどのような道に進みたいのか、またそれが実現可能なのか」を徹底的に考えるべきだと思います。
非常に曖昧な目的でロースクールには進学すべきではないと考えます。

吉田
次に修習中の就職活動についてお聞かせ下さい。
修習中の就職活動はどのようにされたのですか。

Aさん
私は企業内弁護士として働くことを希望していたので、企業の求人情報を持っている紹介会社に何社か登録しました。
そして、そのなかでも司法試験制度やインハウスローヤーについての知識があるMore-Selectionsさんを利用させていただきました。
残念ながら司法試験制度、インハウスローヤーの知識をしっかりと持っている人材紹介会社はまだ少ないようです。

吉田
当社は司法試験経験者に特化しておりますので、受験生・修習生の方に有効的なアドバイスをさせていただいております。
次に、企業の採用を受ける際に、考えておいた方がよいことはありますか。

Aさん
企業の面接では、新卒の就職活動と同じように志望動機やこの会社で何をやりたいか等を聞かれます。
そのなかで重要なことは、「なぜインハウスローヤーなのか」「なぜこの企業に行きたいのか」という理由を明確にしておくことですね。
これは面接で必ず聞かれることですし、企業側として一番関心が高いようです。

吉田
企業様側としても、「法律事務所に就職できなかったから企業を希望しています」という人は魅力に感じないと思いますので、「なぜインハウスローヤーなのか」という問いに対する答えは重要ですね。
それでは、就職活動において必ずしておいた方がよいことはありますか。

Aさん
実際に法曹として働いている方に会うのは大事です。
実際に法曹として仕事をしている本人に会って、直接仕事の内容を聞くことで、自分の選択肢を深めていくことができます。
検察官に会って、検察の仕事に就きたいと思う人もいれば、就きたくなくなったと転向される人もいます。
できれば、その転向は修習期間中の早い時期の方がよいのです。

吉田
それは就職活動の期間が限定されているからでしょうか。

Aさん
はい。
やはり修習後半は2回試験の勉強で時間があまりなく、他の修習生が就職先を決定しているなかでの活動なので、焦りなどが出てきてじっくりと検討することができません。
そ修習始まる前には何社か面接を受けている状況が好ましいと思います。

吉田
企業内弁護士に向いている人とはどのような人でしょうか。

Aさん
能力的なことではなく、マインドでいうと、「法律問題を第三者的立場ではなく、当事者の立場で解決したい」という方は企業に向いていると思います。
企業内弁護士は当事者として、法務案件に関わるからです。

吉田
なるほど。
企業内弁護士は会社組織を代表して法務案件を処理していくわけですからね。
それでは、最後に今後企業内弁護士として働かれるにあたって抱負を教えてください。

Aさん
企業の面接で、「ビジネスパーソンとしての能力を付けることができますよ」と言われたのですが、その点は非常に楽しみですね。
もちろん法務実務も学びたいですが、2年間の社会人経験では、学べなかったビジネスを行う上で必要な知識、経験をどんどん吸収していきたいと思います。

吉田
それでは、企業内弁護士として是非ご活躍してください。
本日は2回試験直前のお忙しいときにご協力いただき、ありがとうございました。

Aさん
こちらこそ就職の際には、いろいろとご協力いただきありがとうございました。

インタビューを終えて

Aさんとは修習期間中にお会いさせていただきました。
2年間の社会人経験を通して、企業内弁護士になりたいと思った経緯を熱く語っていただきました。
当社から紹介させていただいた企業様からも高評価をいただき、2009年の1月から勤務される予定です。
芯の強い方であり、今後の活躍が楽しみな方であります。

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