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就職ノウハウ

就職活動の方法について8

Q.志望動機が書けません

A.

まず、志望動機作成についてかなり完璧主義になっている方がいます。製品やサービスについて調べても「興味を持てない」「自分の経験に関連がない」という悩みに陥ります。しかし、冷静に考えると世の中に存在する多くの企業が提供するサービス、商品の多くは、未知のものであり、イメージが難しいものです。なので、「私は〇〇業界の●●社にずっと入社したかったんです」という志望動機を書くのは無理でしょう。では、どうすればよいのでしょうか。

例えば、ネジを作っている企業に応募する際に、自分がネジについて興味をもっているかどうか、ネジに関する経験があるかどうか、などを考えるのは難しいでしょう。では、ネジを作っている企業に勤めている人は、日々何を考えているのでしょうか。おそらく、自分たちが作ったネジの売り先を見ていると思います(顧客・業界視点)。

こちらのページ(一般社団法人 日本ねじ工業協会のHP)を参照すると様々な産業にネジが使われていることがわかります。

上記をみると、ネジを作っている会社はあらゆる産業からの要望に応え、品質向上に努めていることがわかります。ここまで調べられたら、この会社のミッションがわかってくると思いますので、このミッションについて自分が調べて理解したことを書きましょう。限られた情報なので、抽象的かつ他の方と同じ内容になっても仕方ないです。ここで独自性を出すことは理論的に不可です(情報が有限かつ客観的なので)

しかし、上記だけだと「オリジナリティ」「説得性」がありませんので、ここに「自分のこと」を書く必要があります。自分という人間がどのような思考、経験があるのかを書いてください。

例えば、私の場合、以下のような文章になります。

「私は、決して声の大きい人間ではありませんが、学生時代に所属していたテニス部では、主将に指名されました。その期待に応えるべく、愚直に環境に応じで自分を、そしてチームを変化させ、1勝でも多く勝てるチームになることに全力を注ぎました。」

順番としては、最初に自分の事を書いて、顧客視点をもった業界の事にあてはめます。そのような自分がこの業界に入りたいと思う(貢献できると考える)根拠・アピールになる文章です(司法試験的には「あてはめ」にあたります)。

そして、最後に自分がこの会社において貢献できるのは、学生時代に一番力を注いだ法律を活かす法務部であることを書きます。2~3行くらいで十分です。ここが長いと法務部に入りたい人になり、「なんでわが社なのですか?」というつまらない質問をされてしまいます。

以上まとめますと

自分の事を書く→顧客視点をもって業界の事を書く→最後に応募職種について書く

という流れが良いです。

ここまでの事を参考にして志望動機を書いてもらっても抽象的な志望動機になるかもしれませんが、それは仕方ないです。みなさんがイメージしている(書かなければならないと思っている)志望動機の完成度は、実際働いてもいない人間には理論的に書けないレベルのものが多いです。

ある程度書けたならば、諦めてください。志望動機が書けないといって、応募が後手後手になるのは最悪です。正直なところ、志望動機よりも「そもそもロースクール卒業生(法務未経験者)を採用すべきか」「学歴・年齢・英語力」という点の方が選考結果に多く起因している場合多いですので。

※参考 「なんでわが社なのですか?」という質問について
「なんでわが社なのですか?」「(ライバル会社の)A社を受けないのですか?」という質問は、よくありますが、まずこの質問を受けたくないから志望動機を具体的に書かなければならないというのは間違った考えです。どちらかと言うと、聞くことがないからこのような質問されている場合が多く、内定を取っている方は、面接での質問内容がもっと前向きなので、このような質問をされていません。なので、自己PRや面接での態様を再検討すべきでしょう。

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