美和秀紀行政書士へのインタビュー
本日は、今年5月に行政書士事務所を開設し、すでに多くの企業様をクライアントとして持たれている美和秀紀様にお話をお聞きしました。
美和秀紀氏 略歴
中央大学法学部を卒業後、5年間司法試験の勉強を続ける。
その後、ベンチャー企業に法務担当者として入社し、法務業務全般を経験する。
その活躍が社内で認められ、法務、総務、人事を統括する管理部長となる。
2008年5月にみわ行政書士事務所を開設。
東京と名古屋の企業をクライアントに持ち、多忙な日々を送っている。
インタビュアー:元司法試験受験生 吉田 昌矢 (株式会社More-Selections専務取締役)
吉田
本日は、愛知県からわざわざ当社までお越しいただきありがとうございました。
早速ですが、美和様が司法試験の合格を目指された経緯を教えていただけますか。
美和行政書士
私は高校生の時から、弁護士になりたいと思っていました。
父親が会社を経営していたので、企業法務の重要性を認識しておりましたし、企業と深く関わることのできる仕事をしたいと思うようになりました。
大学は法学部へ進学し、在学中から司法試験の勉強を開始しました。
卒業後も5年間、司法試験の勉強を続けました。
吉田
高校生の時から、明確な目標があったのですね。
それでは、司法試験を断念するきっかけは何だったのでしょうか。
美和行政書士
年齢が28歳になり、もう一度、「自分は何がしたいのか」をじっくり考えました。
そこで、弁護士にならなくても、企業に入れば、企業法務に関わることができるのではないかという結論に達し、司法試験はきっぱりとあきらめ就職活動を始めました。
吉田
確かに当社でも、同じような考えを持たれて、ご相談に来られる方が多いですね。
では、そのような想いで開始された就職活動はどのようなものだったでしょうか。
美和行政書士
まず、就職活動をはじめるにあたって、自分が司法試験の知識を使わなくてもお金を稼げるのか、ということを試したいと考えました。
そこで、配達業のアルバイトに就き、月30万円くらい稼ぐことができたので、「たとえ法律関係の仕事に就けなくても何とかなるな」という自信が付きました。
それから、人材紹介会社を通じて法務の仕事を探し始めたのですが、職歴がないことが何よりのネックとなり、なかなか紹介自体をしてもらえませんでした。
粘り強く待ち続けて紹介を受けた会社のなかで、一社のみ地元名古屋の企業があり、応募しました。
無事書類選考が通過し、面接に伺ったのですが、いきなり社長が出てこられて、明日から来てください、みたいなことを言われて、そのまま働くことになりました。
吉田
急な展開ですね。
まさにご縁ですね。
そしてその会社様ではどのような仕事をされたのですか
美和行政書士
入社後、法務部門の配属になりました。
はじめは電話の掛け方、名刺の渡し方もわからなかったのですが、それも現場で一つ一つ学んでいきました。
分からないことだらけでしたが、知らないことや分からないことはどんどん先輩社員に聞きました。
法務部門の仕事は、契約書の審査、管理業務、弁護士との折衝、社内のリーガル相談などがありました。
与えられた仕事を黙々とこなしていくうちに、仕事に慣れてくることができました。
仕事が慣れ始めたときに、一人いた上司が営業部に転部となり、私が法務部門を統括することになりました。
その後、経理、総務を含めた管理部の責任者となり、マネージメントを含め、様々な仕事を経験することができました。
法務担当としての仕事の醍醐味は経営者がしようとしていることをしっかりと法律構成をすることです。
後で監査法人等の外部の方に問われてもしっかりと説明できる法的根拠を作る必要があります。
経営者は、時には独創的な発想をされる方なので、その法的構成を考えることは非常に難しいですが、やりがいはありました。
吉田
その後、みわ行政書士事務所を開設して独立されたわけですね。
美和行政書士
はい。もっと様々な会社と関わり、自分を成長させたいと考え、独立しました。
今は複数の企業様から、法務、総務、人事関係のお仕事をいただいております。
行政書士としての資格を生かすというよりも、前職の管理部長としての仕事の方を活かせる仕事の方が多いですね。
吉田
自分を成長させるために独立したというのは、素晴らしいことだと思います。
現在、就職活動をすべきか悩んでいる司法試験受験生にアドバイスをいただけますか。
美和行政書士
自分は将来何がしたくて試験を受けているのかもう一度考えてほしいですね。
場合によっては仕事をしながら、資格を取ることだって、出来ます。
就職できないのではないかと考えている人に対しては、出遅れたからといって、スキルが低いというわけではなく、社会に出て一から学んでやるという気持ちがあれば、いくらでも学べます。
吉田
現在、就職活動中の司法試験経験者にアドバイスをいただけますか?
美和行政書士
私は人事も担当していたので、企業が欲しがる人材というのはある程度わかるのですが、中小規模の会社となると法務以外の仕事も対応できる人なのかという点は必ず見られると思います。
私なら、面接で「あなたの人生で今まで一番誇れることは何ですか」とお聞きして、司法試験受験だけの人生ではないか確かめます。
会社に入ってしまえば、きっと活躍できると思いますので、自信を持って面接に臨んで欲しいですね。
吉田
本日は、お忙しいなか、ありがとございました。今後とも当社にご協力していただければと思います。
美和行政書士
はい。More-Selectionsさんのような司法試験受験生に特化した会社は、時代のニーズに合致していると思いますので、是非、頑張ってもらいたいです。
私にできることであれば、喜んでご協力させていただきます。












05月07日


